筋肉の役割って?

筋肉って体にとってどんな役割を果たしているのでしょうか?

筋肉の役割の主なものは5つ

①身体を動かす 筋肉の中でも骨格筋といわれる筋肉(骨格の可動部分に付いている運動で増やせる筋肉)は伸び縮みすることで身体を動かしています。自分で立てる動けるには伸び縮みがきちんと出来る骨格筋が必要です。

②姿勢の保持 骨格筋が関節を安定させることによって体を支え姿勢を保持できます。地球上の動物はたっているだけでも、横になっている態勢ですら、常に重力の影響を受けています。重力に負けないで姿勢を保持するには多くの筋肉を必要とします。たとえ体を動かしていなくても姿勢の保つ為に筋肉は常に休まず力を出し続けている状態なのです。

③熱を作る 実は体の中で熱を作ることに一番使われているのは筋肉です。気温や水温などの周囲の温度に左右されず自らの体温を一定に保てる恒温動物は主に筋肉が作る熱で体温を保っているのです。これを熱産性と呼びます。
筋肉は使っていないときにも常に熱を産生しています(基礎代謝)。ただ、まったく動かさない(動かせない)状態の筋肉は必要ないと認識され自らが筋肉を落として委縮させてしまいます(基礎代謝の低下)。そのため常に筋肉を使い「ここの筋肉は必要な筋肉だよ」と体に認識してもらうことがとても大事になってきます。

④体の保護 筋肉は外部の衝撃から身体を守ったり、筋肉で包むことで血管や臓器を守っています。筋肉量を保ち、かつ柔軟性のある筋肉を保つことは保護する機能を上げるうえで重要な事です。

⑤ポンプの役割 動物の体を流れる血液は心臓から押し出され身体の細部まで巡った後また心臓に戻ってきます。心臓から遠い場所は必然的に送り出された血液の勢いは弱くなります。なので筋肉は伸びたり縮んだりすることで血液を心臓に戻す役割をしている静脈に圧力をかけ血液の循環を促します。これを「筋ポンプ作用」と呼びます。これはとても重要な役割です。筋肉が縮み固まってしまうとこのポンプ作用がうまく働かなくなり血流やリンパの流れは悪くなってしまいます。

筋肉の主な働きは上記5つです。
どの働きにも筋肉を使い、筋肉を縮ませない、筋肉量を落とさない事が大事となってくるのがお分かりいただけると思います。

筋肉の衰えはそのまま身体の不調へとつながる恐れがあります。
これは人も犬も同じです。

筋肉が衰えないように維持すること、必要に応じて鍛える事は「健康に長生きする」上でとても重要な事なのです。

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